モエレ沼公園

8月終わりの北海道。札幌からほど近くにある、彫刻家イサム・ノグチ最大の“作品”である、モエレ沼公園に行ってきました。彼がマスタープランから彫刻や遊具まで設計し、2005年に完成したモエレ沼公園は、それ自体が作品とみなされランドスケープ彫刻と認識されています

そもそもイサム・ノグチですが、作品がミニマルで見ていて心地よく、素敵だなとずっと思っていました。そんな最中に清澄にある近代美術館で開催されていたイサム・ノグチ展(2005)を訪れたことで、さらに興味が湧いた経緯があります。

とにもかくにもモエレ沼公園ですが、何もないようで全てがある感じがしました。大きな敷地内にポツンと山があったりするので素っ気ないようですが、不思議と満たされるというか。公園にある彼の創造した様々な要素が、うまく調和されているのでしょう。この公園は、人工的に作られた場所であるにもかかわらず、自然と時間を過ごせるよう気付かれない工夫が至る所になされている気がします。

メインの写真は、Tetra Moundという作品です。UFOが降りてきそうな感じでした。

こんな遊具で遊んだり、

山の上から眺めてみたり。

既に懐かしく感じていますが、また訪れてみたい場所です。