輪郭が見えると、ハッキリする。
ハッキリすると、あるいは削ぎ落とされると見えてくる、本質と形。ひとつに特化したことによる、結果なんだろう。と、2つのモバイル製品Punkt. MP01とCAT® S60 を、ウェブサイトで見て思いました。
そもそも携帯電話 or スマートフォンというのは、日常的に身の回りにあるものの1つとして、個人の趣味嗜好や、生活スタイルに合わせて選ばれる製品かと思います。ただ現在マーケットに出ているものの多くは、カスタマー全般を意識し過ぎなのか、ほぼ似たり寄ったりで、コレだ!というものがあまりない気がします。実際の所、自分が選んで使っているスマホにしても、選択肢として最後に残ったものだった記憶があります。
目に飛び込んできた前述の製品2つは、特徴がハッキリしています。ひとつは機能含めての「シンプルさ」で、もうひとつは「丈夫さ」です。
特化することにより、まず必要のないものが削ぎ落とされ、そして素材や形が決定され、最後に目的に沿ったユニークな製品として完成されたのではないでしょうか。目的とコンセプトに忠実であったこの2つの完成品は、結果として、潔く、そして優れたデザインになっていると思います。実際手に取っていないので、推測の域ですが。
個人的に、見ているだけでワクワクするこのような製品を、これからもっと見てみたいし、実際に使ってみたいとも思います。また、デザインの観点からは、今回は特化することでしたが、目的を反映し制作していくことの大切さを、改めて感じました。
Punkt. Official Page
CAT® Phone Official Page
S60 Image: gigazine